カルシウムと高血圧、動脈硬化症、心臓の関係
筋膜ゆるめリストの黒野洋史です。
骨とカルシウムの関係はよく知られていますが、
高血圧症や動脈硬化症、心臓などの循環器疾患もカルシウムと深い関係があります。
カルシウムが不足すると
カルシウムは生体に欠くことのできない大切なミネラルです。
血液中の濃度は狭い範囲で一定に維持されています。
カルシウム不足が生じると、副甲状腺ホルモンの働きで骨からカルシウムを持ってきて血液中のカルシウム濃度を一定に保とうとします。
カルシウム不足が続くと骨からカルシウムがたくさん溶け出てしまいます。
すると余ったカルシウムは血管、心臓、脳などにたまっていきます。
動脈にカルシウムがたまると血管は硬くなり動脈硬化 を起こします。
また血管が細くなると高血圧にもなります。
心臓にたまると心筋細胞に酸素や栄養を送る冠状動脈が細くなり、狭心症 、心筋梗塞の原因となります。
脳にたまると脳細胞に十分に血液が循環しなくなり脳梗塞の原因になります。
生体にカルシウムの不足が生じると、血管、心臓、脳などでは逆にカルシウムが増加する結果になります。
「カルシウムのパラドックス」と呼ばれる不思議な現象が起こります。
カルシウムと紫外線
カルシウムは紫外線によって皮膚内で産生されたビタミンDによって腸から吸収されます。ビタミンDが少なければカルシウムの吸収の効率が下がってくるため、カラダは慢性的なカルシウム不足の状態になってしまいます。
そのためカルシウムをたくさん摂取してもビタミンDがなければ吸収されないため骨が丈夫になることはありません。
太陽光、とりわけ紫外線が重要なことが分かったと思います。
浴びすぎに注意されすれば、そんなに恐れることはありません。
光線療法では選択された光線を照射できるため
短時間で効果的に紫外線を浴びることができます。
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