筋膜は「第2の骨格」とも呼ばれる重要な存在

からだの中で最も多い組織は何?

「骨?」たしかに骨は約206本あります。
「筋?」これも多いですね。大体600~800も名前がついている筋があります。
でも、もっとも大量にあるのは「筋膜」(fascia)です。

筋膜は包んで、つなぐ

筋膜ってきいたことありますか?

最近ではTVとか本で少しずつ出てきているので知っている人もいるかもしれません。
筋膜とは、文字通りに筋肉を包んでいる膜のことですが、筋線維の1本1本まで包んでいます。クモの巣のように四方八方、全身に張り巡らされています。さらに筋だけでなく、血管、神経、骨、臓器などをすべて包み込んでいます。
筋膜は結合組織でもあるので、筋、血管、神経、骨、臓器などをつなぐ役割もしています。そのため、何百または何千もの筋膜がありながらも、「筋膜は一つしかない」ということもできます。
また、全身に張り巡らされているので、筋膜以外をすべて溶かしてもカラダの形が残るということで、「第2の骨格」とも呼ばれる重要な存在です