小さな胸のトキメ筋の物語!~意外と知らない肩のヒミツ Part6~



筋膜ゆるめリストの黒野洋史です。

今回も肩甲骨の運動に働く筋肉について見ていきましょう。

肩甲骨を動かす筋とは、体幹から起こり肩甲骨に停止する筋です。

これらの筋は「上腕を動かす際に肩甲骨を胸郭に固定して、肩関節の位置を保持する」という役割もあります。

肩甲骨を動かす筋は、僧帽筋、広背筋、前鋸筋、小胸筋、肩甲挙筋、菱形筋の6種類があります。

4. 小胸筋

胸板である大胸筋の下にある筋で、第3~第5肋骨から始まり肩甲骨の烏口突起に付着します。

肩甲骨を外転、内旋、下制させます。

小胸筋は烏口突起で力こぶで有名な上腕二頭筋ちょっとマイナーな烏口腕筋と筋膜的に連結しています。

この両筋は、腕が水平かそれより上にあるときに、1つの張力の連鎖として機能します。

いわゆる鉄棒にぶら下がった状態の時です。

そして、肩甲帯のバランスをとるのに必要な重要な筋のひとつです。

肩甲骨は後ろにありますが、その肩甲骨をまるでたすき掛けの紐のように斜め上から吊っています。

恋する乙女(肩こり解消)を邪魔する(僧帽筋の)影で暗躍する黒幕(小胸筋)ような存在かも!

なので僧帽筋をゆるめても肩こりが残っている場合はこの筋が後ろで暗躍しているかもしれません。

小胸筋が短くなっていると肩を落としたように見えるので胸を張るのにもゆるめる必要があります。

ちなみにバストアップにも重要な筋でもあります!

頑張れ!命燃やして恋せよ乙女♪

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