複雑な恋模様-三角関係な筋~意外と知らない肩のヒミツPart18~


筋膜ゆるめリストの黒野洋史です。
引き続き肩関節の筋肉について見ていきます。
まずは肩甲骨と上腕骨についている筋肉を順番に7つ紹介していきます。

6.三角筋(さんかくきん)

肩の挙上(屈曲・伸展・外転)の主力筋です。
外転では棘上筋からのバトンタッチを受けて、特に15度~90度で働きます。
肩関節の前面・側面・後面を包むように位置しています。
三角筋は前部・中部・後部の3つのグループに分けられます。
3グループは共に上腕骨を外転させます。
前部・後部は60度までは内転筋として働き、中部の拮抗筋となります。60度を超えると外転筋の補助をします。
前部と後部は屈曲/伸展、内旋/外旋において拮抗筋となります。
三角筋の各部はお互いに拮抗的に働いたり、協調的に働いたりします。
まるで三角関係ですね。

肩のお悩みの方はこちらへ肩のお悩みの方はこちらへ