筋膜ゆるめリストの黒野洋史です。

今回から肩関節の筋肉について見ていきます。
まずは肩甲骨と上腕骨についている筋肉を順番に7つ紹介していきます。

ローテーターカフ

上腕骨の周囲には袖口(カフス)のように囲む4つの回旋筋があります。
ローテーターカフと呼ばれ、日本語では回旋筋腱板といいます。
4つの筋は棘上筋、棘下筋、肩甲下筋、小円筋です。

1. 棘上筋(きょくじょうきん)

この筋は腕の 外転の初動(~15度位)と弱い外旋作用に働きます。
この筋が断裂すると三角筋だけでは外転が難しくなるため、肩をゆするように弾みをつけて外転するようになります。
棘上筋の腱が石灰化やほかの変性疾患によって太くなってしまうと、腕を外転するときに肩峰の下で肩峰下包を圧迫します。 インピンジメント症候群や棘上筋症候群などでは60度~120度の外転時に痛みを感じます。凍結肩(五十肩)の原因のひとつでもあります。

棘上筋はローテーターカフの中では最も障害を受けやすいです。
断裂してしまうと上腕の外転の開始ができなくなってしまいます。
旅行好きな人や出張が多い人が長時間キャリーバッグを引きながら運んだりすると問題が発生しやすいです。
キャリーケースを引く場合には適度に持ち替えてみてはどうでしょうか?

肩が挙がらないとお悩みの場合はこちらへ