肩甲骨の運動に働く筋肉について見ていきましょう。
肩甲骨を動かす筋とは、体幹から起こり肩甲骨に停止する筋です。これらの筋は「上腕を動かす際に肩甲骨を胸郭に固定して、肩関節の位置を保持する」という役割もあります。
これまで6種類の筋(僧帽筋、広背筋、前鋸筋、小胸筋、肩甲挙筋、菱形筋)をみてきました。
それぞれの筋はお互いに引っ張り合いながら肩甲骨を正しい位置に固定しています。
どれか1つの筋が弱くなってしまうとほかの筋まで影響してしまいます。
肩甲帯の”X”
特に次の2ペアは気をつけなければいけません。
- 前鋸筋と菱形筋
- 小胸筋と僧帽筋(下部)
この2ペアは肩甲帯の”X”とも呼ばれて肩甲骨のバランスを取っています。
腕が上がりにくかったり、肩甲骨の動きが悪くなっている場合、2つの肩甲骨の内縁部がアンバランスになっていかもしれません。
あなたのペアは仲が良い?それとも仲が悪い?
肩甲帯は健康体!
あなたの肩のクロスロード・・・どこに向かってる?