筋膜ゆるめリストの黒野洋史です。
肘関節の筋について見ていきます。
1.上腕二頭筋(じょうわんにとうきん)
力こぶを作るとぷっくりと膨らむ筋として有名ですね。
この筋は屈曲に作用します。
“上腕”二頭筋という割に上腕骨をスルーして肩甲骨と橈骨をつなぐ二関節筋でもあります。
そして二頭筋の名のとおり外側に位置する長頭と内側に位置する短頭の二頭で構成されています。
肘を屈曲すると、上腕二頭筋は屈筋としての役割に加えて、強力な回外筋としても作用します。
肘を曲げて力こぶを作った後、ジャッキーチェンのように拳を外側にして蛇拳の形をしてみます。
力こぶが小さくなるのがわかります。これは回外筋として働いている証拠です。
(あれ?ジャッキーチェンの蛇拳って古い?)
[…] 切ると、上腕の筋は筋間中隔(内側と外側の2種類あり)という仕切りを挟んで、屈側に上腕二頭筋と上腕筋、伸側に上腕三頭筋が存在します。 屈筋と伸筋がきちんと動くためには仕切り […]