腕の挙げカタのコツ!~意外と知らない肩のヒミツ Part12~


筋膜ゆるめリストの黒野洋史です。

肩関節の動きについて見ていきましょう。
人は3次元の世界で生きていますので動きも3軸で考えます。
その3軸の周りを回転して動作を生み出します。

肩関節は6つの動きで構成されています。

  1. 屈曲
    「あっ!」と腕を前に挙げるのが屈曲。
  2. 伸展
    「ハッ!」恥ずかし気に、そっと腕を下ろすのが伸展。
  3. 外転
    気づいた相手が「オーイ!」っと腕を大きく横に挙げるのが外転。
  4. 内転
    飛び込んだあなたをさっと抱きとめるために挙げた腕を横から下ろすのが内転。
  5. 内旋
    そして腰をそっと抱きしめるように腕を腰にまわすのが内旋。
  6. 外旋
    「さぁ行こう!」と腕を外側にまわして先導するのが外旋。

実際に6つの動きをしてみましょう。
体幹は曲げないように腕だけ動かしてみましょう。
左右で違いはありませんか?
挙がりにくいという人はいませんか?

肩関節の動きの範囲

肘を90度に曲げたまま腕を外転すると約90度のところで止まって、それ以上腕を挙げることができませんが、上腕を立てるとさらに挙げることができるようになります。
これは上腕骨頭の関節面を有効活用できるためです。
肩の挙がらないという人は一度腕を回旋させると挙げれるようになるかもしれません。
一度お試しください。

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